フリーステッチングニードルとは、
専用の針(ニードル)を使い、布にプスプスと刺していくだけで簡単に刺繍が出来るハンドメイドの事です。
パンチニードルが数年前からちょっとしたブームになっており、ヒルナンデスなどのTV番組で紹介されたりしていますが、
そのパンチニードルの刺繍をもう少し細かくしたものがフリーステッチングニードルと思っていただければいいと思います。
パンチニードルは太めの毛糸を使うので、作品もどちらかと大きめのインテリアグッズなどが多いですが、
フリーステッチングニードルは、一般的な刺繍糸を使うのでより手軽に、そしてポーチなどの小物にも刺繍できるという事で、最近人気を集めています。
では、いま人気急上昇中のフリーステッチングニードルについて詳しく見ていきましょう!
フリーステッチングニードルの道具は100均で買える?
まず、フリーステッチングニードルの道具ですが、クロバーから専用針が販売されています。
「フリーステッチングニードル」という商品名もクロバーのものの様で、ネットで検索してもほぼクロバーの物しか出てきません。
一応、他のメーカーでもパンチニードル用の細い針として似たようなアイテムが販売されていますが、始めるならクロバーのものを買うのがベストだと思います。
また、100均で同じような物が売ってないかな?と気になるところだと思いますが、2021年3月現在ダイソー、セリアどちらも取り扱いはありません。
これからもっと人気が出てくれば、セリアあたりが販売してくれるんじゃないかな?と期待はしていますが。
でも、普通に買ってもそんなに高いものではありません。
パンチニードルの道具よりはだいぶ安いですし、刺繍枠などとセットになっているスターターセットを購入すればお得です!
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専用の針、刺繍枠、本もセットになっています。
私もこのスターターセットで手に入れました!
また、フェリシモでもフリーステッチングニードルの道具が販売されていますが、こちらは単品での購入になるので、スターターセットで購入する方がお得です。
(フェリシモで割引のキャンペーンなどがある時はフェリシモで買う方がお得かもしれませんね。)
フリーステッチングニードルとパンチニードルの違い
パンチニードルが知られるようになったきっかけの一つが「ヒルナンデス ドケチ隊ハンドメイド主婦に弟子入り」のコーナーで紹介されたことだと思います。
でも、「フリーステッチングニードル」はまだまだ認知度は低く、ちょっと見たり聞いたりしたことがある人からしたら、
「パンチニードルとフリーステッチングニードルってどう違うの?」
と思いますよね。
パンチニードルも、フリーステッチングニードルも、基本的な技法はほとんど同じです。
使用する針や、生地などの違いはありますが、「専用の針で、生地にプスプスと刺して刺繍していく」という工程は同じなのです。
最初にもお伝えしましたが、パンチニードルよりも、細かい刺繍が出来るのがフリーステッチングニードルです。
また、この工程は「文化刺繍」ともほぼ同じです。
「文化刺繍」も知らない!という人もいらっしゃると思いますが、文化刺繍は昔からある日本の刺繍で、風景や動物の絵柄のデザインが主です。
数十年前は人気の手芸でやっている人も多かったようですが、最近はやる人がすごく減ってしまったようですね。専用の糸もなかなか手に入らなくなっているようです。
技法はパンチニードルやフリーステッチングニードルとほぼ同じなので、もうすこし今の時代に合ったデザインのキットなどを販売すればきっと人気になるんじゃないかなぁと思ってみたりもするのですが。。。
最近は、日本刺繍や絽刺し、こぎんなど日本の伝統的な手芸もおしゃれなアイテムが作れるようなキットが販売され、始める人も増えてきているのでぜひ期待したいですね。
フェリシモのキットはリラックマやリサラーソン
フェリシモではフリーステッチングニードルのキットが販売されています。
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フェリシモはパンチニードルやフリーステッチングを押しているようで、今までに何度もリニューアルして新しいキットを販売しています。
リラックマ、ドラえもん、リサラーソンなど、キャラクターとコラボした作品がとってもかわいくて私も購入しました!
キットの生地にはあらかじめ図案が印刷されるので、すぐに刺繍を始められます。
刺繍したあとはポーチなどのアイテムにすることが出来るので、ファスナーなどもセットになっています。
フリーステッチングニードルのやり方も、フェリシモのサイトで紹介されています↓
フリーステッチングは難しい?
フリーステッチングの技法は簡単ですが、コツをつかむまでは難しいと感じるかもしれません。
ポイントは、針を刺した後の糸の引き抜き加減です。
生地に沿わせるように、滑らすように針を動かしていけば綺麗に、そして早く刺繍をすることが出来るようになります。
普通に刺繍をするよりだんぜん早く作品を完成させることが出来るので、そこも魅力の一つですね。
また、フリーステッチングは、生地の表面を刺しているだけなので、糸をひっぱると簡単に取れてしまいます。
なので「裏処理」がとても大切になるのですが、
裏処理の仕方としては、接着芯を貼ったり、布用ボンドを塗ったりするだけなので簡単です。
初心者や子供さんでも楽しめると思いますよ。